2012.01.16
■野口ようすけ 新年のご挨拶


 新年明けましておめでとうございます。

 2011年は、大きなニュースが多く発生した年で、日本にとっては決して忘れることのできない年になりました。災害でいえば、なんと言っても東日本大震災、福島原発の大事故でしょう。国も地方自治体も災害対策とは予期しないものを対策することであると、防災対策の見直しにかかった一年でありました。併せて、原発事故により、自然エネルギー政策の強化に舵取りをした年でもありました。今もなお多くの国民の皆様が厳しい生活をおくられており、心からお見舞いを申し上げます。また、経済面では円高による輸出企業の業績悪化など、振り返れば2011年は自然災害や経済環境が国民の生命と財産を脅かした年でありました。私たち政治家は市民の皆様の命と財産を守ることが一番の役割であり、2011年の出来事を忘れることなく、これからの活動に取り組むべきと考えます。

 交野市においては、昨年、市制40周年を迎えました。多くの市民の皆様のお力で多くの記念事業が成功に終わり、新たなコミュニティーも生まれ、これからの10年に向かっていくよいスタートが切れたと思っております。2012年の交野市は、大阪府下65番目の交野警察署が開署されますし、新浄水場もスタートいたします。

 今年は竜年ということで「竜」というのは強くて立派なもの、という意味合いが強く、十二支の中で唯一実在しない架空上の生き物です。中国では縁起物として祀られることが多く、鯉が滝を上って竜になると言われ、そこから登竜門と言葉が出来ていたりします。今年こそは昇竜のように景気も登り調子になって欲しいものです。

 さて、昨年の交野市議会議員選挙において無事当選を果たすことができ、心より感謝申し上げます。市民の皆様のご支持と負託を賜り、現在、2期目の活動をさせていただいております。 課せられた使命の大きさと重責を厳粛に受け止めるとともに、歴史の重みに
負けず、市政発展のため、全身全霊この身を捧げる覚悟であります。

 私の議員活動の基本姿勢は『汗動、協働による全員参加の活力に充ちたまちづくりの創造』であります。現在、東北の地においては、震災後の厳しい状況を乗り越えるため地域住民一丸となってこの難局を乗り越えようと頑張っておられます。その他の地方自治体においても、とりわけ交野市も、少子高齢化による生産人口(15歳から64歳)の減少や景気の低迷による税収の減少が自治体経営に大きく影響し、これまでの行政主導型のやり方では限界がきております。新たな時代に向けた新しいまちづくりには、地域の力を結集すること、つまり『総力戦』で臨まなければなりません。行政だけではなく、ここに住む市民の皆さんと知恵を出し合い、官民一体となった『協働』こそが必要であると考えております。『これまでの既成概念やしがらみ等にとらわれることなく、柔軟で新たな発想のもと全員一丸となった創造』が必要であります。言うまでもなく『まちづくりの主役は市民』であり、市民の皆様との相互理解なくして『汗動、協働によるまちづくり』は不可能だと確信しております。
 これからも、市民の皆様とともに歩む姿勢を基本とし、『市民全員参加による汗動と協働のまちづくり』に取り組み、『市民生活の向上』と『活力に充ちた交野市』の創造に向け全力で立ち向かう決意を新たにいたしております。ご理解と更なるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 市民の皆様におかれましては、本年が健やかな1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

                                                                                    交野市議会議員
                                                                                        野口陽輔


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